8月17日(月)に開催された、オンラインビジネスマスター講座のDAY7。
講座のクライマックス直前、最後のインプットの部門ということで、
講師陣の「これだけは伝えずに追われない」という内容を、過去の事例を交えてお伝えいただきました。
オンラインイベントマスター講座とは
「オンラインイベントマスター講座」とは、
オンライン・オフラインに関わらず、数人〜1000人規模のイベントやコミュニティをプロデュースしてきたおうえんフェスが、これまで蓄積してきた経験やノウハウをお届けする、オンラインイベントを本気でビジネスとして考える方のための講座です。
AmazonKindle5部門1位獲得「オンラインイベントの教科書」 共著者
・人を巻き込む企画構築のプロ 高田 洋平
・広報・集客・営業・満足度を高める運営のプロ 大倉 昌子
・情報発信・コミュニティやチームビルディングのプロ 松井 創
3名の講師から学びながらイベントを実践し、学び自らのものにしていただくという、超実践型のプログラムとなっています。
前回からの振り返り(11〜12週目)
受講特典であるコンサルの活用もされています
オンラインビジネスマスター講座には、コンサル付きのコースがあります。開催期間中、講師陣3人からのコンサルを個人・またはグループで受け、進めているプロジェクトやビジネスについて、直に相談しアドバイスを受けることができます。
講座では伝えきれない個別の事例に合わせたアドバイスがあり、仲間の相談を聞くことも合わせて行動の加速につながっています。
DAY7の学び
ここまでの振り返り〜good & new〜
前半は、ここまで速度を上げて進んできた中での良かったことや成果を、グループで振り返りました。
がむしゃらに進んでいると、先のことを求めるあまり、今得られている成果に気づかないこともあります。そして、苦しくなったりやっている意味を見失いそうになったりすることも。
仲間と一緒に成果を確認し合うことで、本来の目的を思い出したり自分が頑張ってきた奇跡を認識することができまる。
そして、立ち止まってしまうことなく進んで行くことができるのです。
プロジェクトチームとしての仲間ももちろん大切ですが、こうしてアウトプットし合う仲間がいることも大きな後押しになりますね。
アウトプットをし合ってみての気づきを発表してもらいました。
・マイナーなサービスは伸びしろはあるけれど最初に突き抜けるのが大変。
・ニッチな層へのサービスで、単価が高いコンテンツの成功事例がかっこいい。
・成功事例の真似をして新しい企画が立ち上がっているのが素晴らしい。
・オンライン化の波が少し落ち着いてきたからこそ、集客やオンラインツールへのハードルの先の楽しさをいかに伝えるかなど、新たな課題が見えてきている。
広報視点の先行事例研究
さて後半は、各講師陣による先行事例を通した、最後の講義です。
トップバッターは大倉さんより、「広報」について教わります。
「広報」と聞いて、「広告」との違いがわかりますか?
私はすぐに明確に答えることができませんでした。
この講座でも、「広報」について不十分と感じている声が多かったということで、最後にこのテーマを持ってきてくださいました。
大倉さんは、オンライン・オフライン、また、内外問わず広報活動を展開され、関わるプロジェクトやご自身の認知アップの実績を多数お持ちです。
- 広報計画の立案と遂行について
- プレスリリースの構成
- 新聞掲載につながるプレスリリースの着眼点
- 広報視点に立っての自分のコンセプト作り
ただ売り込むのではなく、共感や賛同を得る、広く知っていただく、社会的な認知を得る…などなど、長年広報の視点から仕事をしてこられた大倉さんだから語れる内容をギュッと凝縮して教えていただきました。
独自のコンセプトづくりでは、オリジナルのシートに沿って独自のコンセプトになる価値を書き出すワークをしました。
アウトプットされていた事例を一部紹介します。(個人的な内容もあるため一部編集しています)
・県外に価値を求めるひとが多い中で、県内が一つになるイベントをする。
・親になって自由に学びにくいという社会構造の中で、子どもと一緒に学べる場を提供し価値観を変えていく。
・急な生活や働き方の変化で、みんなが手探りでオンラインコンテンツを作ったり開催したりしている中での、主催者を孤独にさせない取り組み。
・コロナで子どもの学ぶ機会をいかに作るかという時代、かつ、オンラインツールへのハードルが下がっていることで必要とされる。
・日本の社会を支える40〜50代の当事者だからこその視点で企画する。
オリジナルシートの5つの項目ごとに各自・各プロジェクトの価値を言語化。
ぼんやりとしていたプロジェクトの骨格が見えて行くようでした。
大倉さんはこうおっしゃいます。
ネットユーザーが増え、広報もネットの方に広がっています。
つまり、オンラインビジネスを考える上でも、広報の視点を外す手はないということですね。
今日の発信から、広報の視点を取り入れていただくことで、より響くことを書いていただけるのではないかなと思います。
広報の視点を入れると、日々の発信のネタも広がりそうです。どんどん取り入れていきたいですね。
巻き込み力アップのための企画書作成
次のパートは高田さん。
高田さんは、数人〜数百人規模のイベントやプロジェクトを多数企画。参加者だけではなく、多くの賛同者やスタッフを巻き込みながら実行してこられています。
協力してもらう、一緒に関わってもらうためには、プロジェクトについていかに伝えるかが大事です。
その時に役立つのが「企画書」。
これがあることで、共感を呼べたり、繋がりたい人を巻き込むことができたり、逆にその情報を求めている人に的確に届けることができます。
企画書を書くときに大事な視点を、色々教えいていただきましたが、大事なポイントだと思ったのはこれです。
書くのが目的じゃなく伝えるのが目的
高田さんは、このようにおっしゃいます。
企画書を出すのがゴールじゃなくて、そこの企画書をもとに対話すること。
対話をもとにどんどんブラッシュアップして行けばいい。
企画書を作ることで、プロジェクトについて人と共有するために必要なことが明確になります。
ただそれは、対話をするため、相手の伝えることを明確にするため、相手との距離を埋めるために作り、活用するものなのですね。
リーダーとして取り組む方へこんなメーッセジも頂きました。
相手を、「落とさないといけない敵」と思うんじゃなくて、「一緒にこういう未来を作りたい」という仲間・パートナーとして一緒に対話していけるような、やりきっていけるような、そういうスタンスが我々には求められるんじゃないかなと思っています。
OODAメソッド
「PDCAサイクル」は、ご存知の方も多いと思います。
Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、継続的な業務の改善を促す手法のことです。
けれど、松井さんが実践しているのは、PDCAよりも高速で進めていくことを目指した手法となる、OODAメソッドです。
そのステップとは、「観察(Observe)」「仮説構築(Orient)」「意思決定(Decide)」「実行(Act)」の4つ。
今目の前で起きていることに上手に対応して行くことが大事。
そして、そうやって行動を進めて行くのと同時に大事なのが、「振り返り」です。
一度やった行動を冷静に振り返り、成果と課題を明確にすることで、より前に進めることができるのです。
プロジェクトを前進させる振り返りのための4つの質問を教えて頂き、
「振り返りをするためのフレームワーク」を行いました。
参加者さんが振り返りから導き出した行動の一部です。
・今後、新しいSNSに手をつけていく。
・時間いっぱいギリギリまでやるということをやめて、自分が疲弊しないようにする。
・挑戦したやりたいという気持ちが持てるものには関わって行く。家族内でも互いに尊重する。ということは効果が出ているので、今後も続けて行く。
・全部自分がやろうとしてしまうところ。自分がやれば早いじゃなく、誰かに任せていく。
気持ちよくサポートしてもらうためにどうしたらいいのかをもっと考えて行く。
問いかけがあることで、明確に考えることができます。
振り返りで書き出した内容は、受講生グループでシェアし合います。
仲間と宣言し合うことで行動を加速させられる環境も、この講座のメリットの一つですね。
講座ラストDAYに向けて
ここからが、ラストスパート。
DAY8までにプロジェクトをやり切り、振り返り&まとめができるよう、それぞれが関わるプロジェクトに力を注ぐことになります。
過去の講座の動画を見返したり、プロジェクトシートのまだ埋まっていない部分を実行したり。
講師陣も、コンサルやグループ内のやり取りでサポートしていきます。
最終回では、それぞれの成果をプレゼンし合い、修了式です。
更に、9月12日(土)におうえんフェス主催のオンラインイベント・オンライン活動に関わるトークライブを開催予定。
出演募集のお話も。
外部でオンライン活動しておられる方との交流が生まれ、それぞれのオンライン活動が活性化するように。
出演者の活動のさらなる飛躍にもなるように。
このイベントからまた、新たな挑戦や、オンラインビジネス、オンラインイベントに関わってみたい人が増えるといいですね。
最後はいつものように集合写真で締めくくりです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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